上院疑惑=前国税庁長官を召喚=日程表不在で証拠提出は
ニッケイ新聞 2009年8月19日付け
リーナ・ヴィエイラ前国税庁長官は十八日午前九時から、上院憲政委員会(CCJ)で昨年末会ったというロウセフ官房長官との個別会議有無などを証言と十八日付けフォーリャ紙が報じた。
同前長官は官房長官から呼び出され、サルネイ一族経営企業の税務監査を至急終らせるよう要求されたと記者会見で話した。しかし、官房長官は前長官と個別に会ったことを否定。
ルーラ大統領は十七日、「前長官が官房長官と会ったのなら、証拠を提示するべきだ。でないと、一体何の用があって官房室へ行ったのか分からない」と述べた。
ペドロ・シモン上議は「大統領は、官房長官に上院議長の留任を指示し、根回しをさせた。これでもし、個別会議が事実であれば、背後で大統領が策を講じたもの。前長官に監査を止めさせ、サルネイ問題をうやむやにする魂胆であった」として、事態解明まで大統領の沈黙を求めた。
百戦錬磨の官房長官が、大統領選の鍵を握るというサルネイ上議の件で証拠となるものを残すというのも疑問だ。前長官は個別会議の日、官房長官の服装やコーヒーが一杯供されたことを想起した。しかし、会議の日時が重要であることに気付かなかったという。
前長官は記者会見で、国税庁長官を十一カ月で更迭され、会議当日の日程表とともに荷物を故郷の北リオ・グランデ州へ送り、手許にないことを告白した。前長官の日程表がないと、該当時間における官房長官のアリバイを崩せない。
プラナウト宮大統領護衛室は、会議当日の公用車出入り表提示を拒否。公用車の動きと日程表公示との相違で、官房長官と前長官との個別会議可能性を割り出せる。
同日のフォーリャ・オンラインによれば、前長官は官房長官との対面審問にも応じると返答している。