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青森県人会=会館補修にご支援を=創立55周年記念事業=目標額は12万レ

ニッケイ新聞 2009年8月19日付け

 在ブラジル青森県人会(玉城道子会長、会員約二百人)は今年創立五十五周年を迎えるにあたり、老朽化が進む会館の補修事業を進めている。総工費三十三万一千レアルのうち、県と県人会負担分を除いた十二万一千レを県側とコロニアの募金活動によって賄う考えだ。来社した玉城会長は、「建設から三十年が経ち、雨漏りがひどい。あちこちに問題が出てきている」と窮状を訴えている。
 同会館は会創立二十五周年を記念し、一九八〇年に完成した。ブラジルやアルゼンチン、パラグアイに住む県人らの集いの場として活用され、現在は学生宿舎としても利用されている。
 数年前から、雨漏りや天井の塗装が剥がれ落ちるなど老朽化が目立ってきたことから、今年一月の総会で創立五十五周年記念事業として、補修工事を行なうことを決定した。
 総工費三十三万一千レアルのうち、県が十万レ、県人会が十一万レの負担が決定、残りの十二万一千レを日本・コロニア両サイドで募金する。
 すでに母県では、日伯協会、海外移住家族会、国際交流協会などが中心となり、「会館補修事業を支援する会」(塩越隆雄代表)が発足、地元新聞などを通じて、募金活動を展開している。
 改修工事は九月から開始、年内中の完成を目指す。配管、雨漏り補修、会員に高齢者が多いことから、車椅子などでも上がれるよう玄関入り口にスロープも取り付ける。
 来社した玉城会長、近澤マリーナ副会長、渋川幸子広報部長らは、「青森にゆかりのある人、趣旨をご理解頂ける方にご支援頂ければ」と呼びかけている。
 ブラジル側での募金は一口二十レアル。振込み先の銀行は、「ASSOCIACAO DE AOMORO KENJIN do BRASIL」ブラジル銀行 agencia 3324-3 c/c 458821-5まで。
 詳しくは青森県人会(11・3207・1599)まで。