ニッケイ新聞 2009年8月20日付け
国際交流基金サンパウロ日本文化センターは、「風呂敷デザインコンクール」を開催している。風呂敷の絵柄をデザインするもので、国際交流基金オリジナルのデザインを募集、オリジナル風呂敷を作製する。
日本の伝統的な生活雑貨の美しさ、ユニークさを広めることが目的。デザインを専攻する大学・専門学生(個人またはグループ)が対象で、テーマは、応募者が在住する国と日本との融合。
三点が優秀作品に選ばれ、デザインとして採用される。入賞者には、賞金と二年間の著作権使用料として三万円(約六百レアル)が贈呈される。
完成した風呂敷は、国内外の著名人に贈呈されるほか、国際交流基金内ショップ等で販売予定。
応募締め切りは、十月三十日。応募要項・応募用紙は同センターホームページ(www.fjsp.org.br)まで。
また、コンクールと合わせ二十八日午後七時半から同センター(パウリスタ大通り37)で、デザイナー・鎌谷ソフィアさんによる使い方のデモンストレーションを交えた風呂敷講演会を予定する。入場は無料。
鎌谷さんは、マッケンジー大学工業デザイン科を卒業。ブラジルで唯一同テーマを扱うデザイナーで、風呂敷の概念の普及に努めている。
講演会の参加申込みは、同センター(メール=info@fjsp.org.br)まで。