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CNI=経営革新6条を発表=危機を克服し競争力を養う
ニッケイ新聞 2009年8月21日付け
全国工業連盟(CNI)は十九日、ブラジルの代表的企業百社のトップが集まり、金融危機を克服し国際競争力を養い、企業の経営革新を行うための六条からなるマニフェストを発表と二十日付けジアリオ・ド・コメルシオ紙が報じた。
内容は、一、従来の製品に限らず新たな戦略商品を生み出す。二、経営革新にハングリー精紳で挑む。三、経営革新は、民間の協力を得ながら戦略の完璧化に徹する。四、ブラジルに革新文化を根付けるような教育システムを完成する。五、持続可能な社会環境の整備を行う。六、革新を促進する公的機関の近代化に努める。
ブラジルは、経営革新という文化も土壌も育っていない。経営革新に投じる投資は、GDP(国内総生産)の一%に過ぎない。最も経営革新に力を入れているのは日本で、GDPの三・一七%だ。続いて米国の二・六一%とドイツの二・四七%となっている。