ブラジル国内ニュース(アーカイブ)

MEI=サンパウロ州で7千325人登録=市監督官の魔手から逃れる

ニッケイ新聞 2009年8月28日付け

 マッケンジー大学校門前の屋台で同大学の学生やサンタカーザの医師らにタピオカを売っていたリリア・フェレイラさん(二七歳)は二十六日、MEI(個人経営法)適用でCNPJ(個人経営者登録)を取得し、十年間苛められた監督官の毒牙から逃れることができた喜びを語ったと二十七日付けジアリオ・ド・コメルシオ紙が報じた。
 リリアさんは未成年であったころから、母に連れられ、露天でタピオカを売っていた。母が引退して後を継いだので、タピオカに独自の風味を盛りヒット。市の監督官が来ても、いままでのように屋台を担いで逃げ回らなくても良くなった。
 サンパウロ州では既に、七千三百二十五人がMEIの適用を受けてCNPJを取得した。さらに一万五千人が手続中。二〇一〇年までに、三十万人の登録を見積っている。
 Sebraeの調査では、MEI適用の該当者は全国で一千三百万人、サンパウロ州だけで三百四十万人と見ている。

こちらの記事もどうぞ

Back to top button