ニッケイ新聞 2009年8月28日付け
世界剣道大会がサンベルナルド・ド・カンポ市立体育館で本日から開催。関係者に聞けば、会場を選定する上の条件は、「交通の便の良さ、宿舎、練習会場が近くにあるか」だという。場所だけでなく、四面の試合場が設置できる広さ、床の硬軟も審査基準になるというから難しい。「打ち込む時の踏み込む音は会場ごとで違う」とか。
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二十六日にあった国際剣道連盟の記者会見には、邦字紙二紙、日系ポ語紙二紙、NHK、民放テレビ局、朝日新聞など、日本や日系関連のメディアが出席。前大会の男子団体戦で優勝を逃したことについて、同連盟と全日本剣道連盟会長を兼任する武安義光氏は、「勝負の点では汚点」と表現。ポ語紙の記者から「日本に勝って欲しいという肩入れを感じたが」と突っ込まれる場面も。立場より心情が先に立ったよう。
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今年一月に着任した大部一秋在聖総領事夫人の栄子さん。各日系イベントに出席し、ブラジル国歌をソラで歌う姿が話題に。援協社会福祉センター落成式ではウィリアン・ウー下議が、アルジャ花祭りの開会式では飯星ワルテル下議が大絶賛。アルジャ花祭りでは日ポ語両語であいさつも行った。「来伯してまだ七カ月なのに」とコロニアからは親しみの声。