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コラム オーリャ!

ニッケイ新聞 2009年8月28日付け

 南大河州というとドイツ移民のイメージが強いが、日本移民は戦後に入植、集団地もある。
 〇六年に入植五十周年祭を取材。失礼ながら、意外に大きな祭典だった。小さなコロニアだけにまとまりがあるのかと思っていたのだがー。
 援協と文協が真っ向から対立、日本語モデル校の存続問題に発展している(本紙七面)。領事館による調停を検討するなど、自浄能力を越えた深刻な状況といえる。
 援協幹部の反感の一つに「生徒が非日系ばかり」がある。大いに喜ぶべきで、これは天に唾する考えといえないか。
 文協は、今月三十日にはメディアや父兄を呼んだ説明会を開く。問題の底辺に流れるこうした理由をブラジル人はどう受け止めるだろうか。
 百周年で日本への関心が高まった今、南伯の日本語教育拠点をコロニア自身の手で潰してしまっていいものか。 (剛)