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宗教規制法を制定=ヴァチカン協定とほぼ同じ
ニッケイ新聞 2009年8月29日付け
ブラジル政府とヴァチカン法王庁との協定とは別に下院は二十六日、宗教規制法五五九八号を承認と二十八日付けエスタード紙が報じた。
内容はカトリック教会との協定とほぼ同文で、Psol(自由社会党)とPPS(社会人民党)の反対があったが承認された。結婚は民事婚が神前婚に優先する。宗教教育は公立校で強制しない。宗教的理由を労働法に混同しない。宗教的国宝や遺跡を国家が保護。公共の秩序を乱さない限り、公共の場での宗教行事を容認するなど。
同令は、宗教教育と信仰を別物としている。次は上院で審議を行い、大統領の裁可を受ければ発効となる。