不況がない美容産業＝ビューティ・フェア開催中

ニッケイ新聞　２００９年９月１日付け

　第五回化粧品展ビューティ・フェアが八月二十九日から九月一日まで、サンパウロ市エクスポ・センテル・ノルテで開催されていると八月三十一日付けジアリオ・ド・コメルシオ紙が報じた。不況知らずの美容業界の今年の目玉は、ボトックス同様の皺とり効果などが期待できるクリームや十分でメイク出来るファウンデーション、粉末状の整髪料など。
　期間中の来場者は九万四千人、取引予想額は、二億一千万レアルとされる同展出展は三百五十業者。新製品は七百種。
　五週間で皮膚の手入れが完成する高齢者用の家庭用化粧品。新しい色の毛髪染料。香水。珍しいマニキュアなどが注目を浴びている。多目的シャンプーが多数初登場。
　ビューティ・フェアの名誉総裁池崎博文氏に代わって、息子のリカルド氏は、「ビューティ・フェアは不況知らずの美容業界として、常に技術革新と新商品開拓で年々隆盛の一途にある」と開会の挨拶を述べた。