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選挙年はベアがある=需要増で基本金利上がる

ニッケイ新聞 2009年9月1日付け

 中央銀行の通貨委員会(Copom)は八月二十八日、基本金利(Selic)を年内は年利八・五%から八・七五%に保つ意向であることを明らかにしたと同三十一日付けジアリオ・ド・コメルシオ紙が報じた。
 一方、アナリストらは〇・二五%以上の動きはないと見ている。金融研究所(Ibef)は、三月に一・五%切り下げ、引続き六月一%、七月〇・五%と引き下げ幅を縮小したことで、インフレが鎮静化と見ている。
 年末まで八・七五%に据置くが、二〇一〇年には基本金利を引き揚げると同所は見ている。選挙年は選挙対策としてインフレ率以上のベアを行うから、需要を抑制する必要がある。
 ブラジル経済回復のためさらに〇・二五%切り下げ、八・五%が望ましいと同所は見ている。インフレは鎮静化し、卸売物価やドル通貨も下がっているため、基本金利の引き下げがあっても良いという見方だ。