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デカセギ帰伯後の実態知って=二宮教授、中川さん訪日講演

ニッケイ新聞 2009年9月1日付け

 二宮正人USP法学部教授(弁護士)と中川郷子心理科医(ISEC=文化教育連帯学会のカエルプロジェクトコーディネーター)の二氏は、デカセギが帰伯後に直面している実態などの講演のため九月初旬に訪日する。三井物産株式会社の支援事業。
 デカセギが帰伯後に就職先を見つけることが困難なケースが多い上に、子供の教育に関して受入れ側の体制の不備、または日本出国前の情報不足からくる書類不備などのために一部の児童生徒が入学を断られる事態が発生していることなど、現状を在日ブラジル人保護者に理解してもらうことを目的としている。
 なお、二氏は内閣府他も訪問する予定。講演日程は次の通り(カッコ内は主催団体)。
▼七日午後六時半、群馬県太田市学習支援センター(大泉国際教育技術普及センター)、▼八日午後六時半、静岡県浜松市アクトシティ(浜松国際交流協会)、▼九日午後六時半、愛知県豊田市市民文化会館小ホール(豊田市国際交流協会)、▼十日午後六時半、三重県鈴鹿市のふれあいホール(愛伝舎)、▼十一日午後七時、岐阜県可児市文化創造センター大ホール(可児市国際交流協会)