ニッケイ新聞 2009年9月3日付け
大阪・サンパウロ姉妹都市提携四十周年を記念して、三日から様々な関連行事が実施される。大阪市からは市や議会、姉妹都市協会、市民交流団を中心に使節団が来伯。四日、サンパウロ市役所で記念式典が行なわれる。五日には文協大講堂で記念歌謡ショーが開催されるほか、五日から七日までリベルダーデで記念フェスティバルも開かれる。
大阪市からは橋本寛樹政策企画室都市外交部長はじめ、市議会から木下吉信市議、大阪・サンパウロ姉妹都市協会(吉川謹司会長)から岡田茂男副会長らが来伯。市民交流団(もず唱平団長)二十二人は三日に来伯する。使節団は計二十八人。
四十周年の記念式典は四日午後三時半からサンパウロ市役所で開催される。サンパウロ市から大阪市へサンパウロ市旗、大阪市からサンパウロ市へ「みおつくしの鐘」が贈呈されるほか、市役所ロビーでは大阪市写真展も開催される予定。
「リベルダーデ・フェスティバル」は五日から七日まで、リベルダーデ広場で開催。サンパウロ国際交流協会、大阪・サンパウロ姉妹都市協会、ACAL(リベルダーデ文化福祉協会)の主催で、午前十時から午後八時まで。
開会式は五日の午前十時から。両市から代表団が出席し、大阪市からサンパウロ市へ贈られる平和と愛のシンボル「みおつくしの鐘」について説明が行なわれる予定。
また、大阪出身の主人が経営する「レストラン淀」がお好み焼きと押し寿司を提供。舞台では日系だけでなく、東洋街らしく韓国・中国系のグループも出演する。
また、六日午前十時から大阪PRブースが出展され、観光パンフレットや絵葉書やうちわなどを配布する。同じく六日午後一時から、大阪音楽親善大使の歌手・成世昌平さんがゲスト出演する予定だ。
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大阪市の訪問団一行は、三日に大阪なにわ会へ「大阪市旗」を贈呈。四日の四十周年式典に続き、五日はリベルダーデ・フェスティバルや記念歌謡ショー、午後七時から「市民交流の夕べ」に出席。六日は「第四回マナブ・マベ日伯近代美術館建設支援歌謡祭」(午後三時、ジャバクアラ文協)に参加する。
一行は滞在中、チエテ環境公園で植樹を行なうほか、ブラジル日本商工会議所、サンパウロ工業連盟(FIESP)なども訪れる予定。