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帰国後の就学でセミナー=「ブラジル政府と緊密に」=群馬県

ニッケイ新聞 2009年9月9日付け

 【共同】昨年秋以降の景気悪化で失職した在日ブラジル人が帰国後、子どもを現地の学校に受け入れてもらえない事態が相次いでいるため、入学に必要な手続きなどを保護者らに説明するセミナーが七日、群馬県太田市で開かれた。
 ブラジルの日系人社会に詳しいサンパウロ大の二宮正人教授ら二人が講演し、社会福祉について日本、ブラジル両政府がより緊密に話し合っていく必要性を指摘。日本で適応できなかった子どもがブラジルに帰っても、なじめずにいる現状も明らかにされた。
 主催の三井物産によると、ブラジルに帰国した子どもがポルトガル語を十分話せず入学を断られたり、手続きのミスで入学申し込みの時機を逸したりする例があった。
 セミナーは今後、在日ブラジル人が多い都市で順次開催される。