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リサイクル=スカッタ展が開催=新ビジネスが生まれている
ニッケイ新聞 2009年9月10日付け
年商百億レアル、前年度比四〇%増で躍進を続けるリサイクル業界は八日、イミグランテ展示場3で第四回リサイクル展エキスポ・スカッタを五カ国のリサイクル業者も共催で十日まで開催と九日付けジアリオ・ド・コメルシオ紙が報じた。
リサイクル産業にとって次の標的は、建築現場の廃棄物。建材廃棄物は六〇%のリサイクルが可能とされる。エキスポ・スカッタは、産業廃棄物も含め、新たな可能性での情報交換が目的だ。
現在はPVCボトル(PET)の再生で買物袋(サッコーラ)や塗料用リジンが、注目を引いている。さらに応用範囲は、各種バッグや産業用バッグ、梱包用バッグなど五百六十億レアルの新消費市場がある。
成長産業のリサイクル業界だが、ただ一つの問題はリサイクルに関わる税金(ICMs)負担等。不平等感を持つ業者が出ており、問題とされているようだ。