ニッケイ新聞 2009年9月16日付け
来年設立十周年を迎えるブラジル倫理の会。現在の参加者は百五十人ほど。セントロ、聖北、アメリカーナに三つの支部がある。まだ中心は日本語だが、アメリカーナで実施しているポ語セミナーにも平均十五、六人が参加しているそうだ。十周年の節目を機に同会が目指しているのが本部会館の取得。訪日した際に話をした山田充伸会長によれば、「日本の本部も前向き」だとか。
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日本のゴルフ界で日系三世の女性が注目を浴びている。日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯で三位に入賞した飯田マリアさん(30)がその人。サンパウロ州出身でゴルフ歴は二十五年。〇五年に訪日し、〇七年にプロテストを通過した。〃異色〃の女子プロゴルファーに、スポーツ各紙もこぞって取り上げ、ブラジルのゴルフ事情、飯田選手の日本での生活ぶりなどを好意的に伝えている。
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ブラジルは蘭の野生種が多いことで有名。「蘭ハンター」という職業があるほど。十八日からリベルダーデの文協で開かれる「春の蘭展」には、ここでしか見られない原種も多く集まるため、目を爛々(らんらん)と光らせたマニアも多いとか。ブラジル蘭協会・中島澄男副会長の解説によれば、「色・葉の形、そして花びらと花芯の形のバランス」が評価のポイント。この週末、百花繚〃蘭〃を楽しまれては。