ニッケイ新聞 2009年9月17日付け
【トメアスー発】ついにアマゾン日本人移住八十周年祭典がスタート――! 一九二九年九月二十二日、初めて日本人移民が踏んだアマゾンの地、トメアスー移住地で十五日夜、前夜祭が行われ、約四百人が参加した。同日午後には同地本願寺で、松峯慈晄・浄土真宗南米総長の導師による慰霊法要、十六日には記念式典もあった。これを皮切りに、ベレン(十八日)、マナウス(二十日)、パリンチンス(二十二日)でも関連事業が行われる。
トメアスー文協会館であった前夜祭には、ウィリアン・ウー、地元選出のゼナウド・コウチーニョ両連邦下議、トメアスー二世の飯田・タケダ・キヨミ副市長ら来賓も出席した。
日本から駆けつけた歌手の宮沢和史、アルゼンチン二世の大城クラウジアさんの歌声に約四百人が聞き惚れた。
パラグアイ・イグアス移住地の太鼓グループ『鼓太郎』から十一人が参加し、太鼓演奏ほか、さんさ踊りや、荒馬踊りなど民族芸能を披露した。リッファなども行われた。
十六日午前にあったトメアスー記念式典、ベレン、マナウス、パリンチンス各式典の模様は、後日詳報する。