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精肉世界一が誕生=屠殺業界再編で小畜産業が
ニッケイ新聞 2009年9月18日付け
ブラジルの食肉メーカーJBS―Friboiは十六日、牛肉精肉業のBertinと米国の鶏肉解体業Pilgrimを傘下に加え、動物蛋白世界一の王座に就いたことを十七日付けフォーリャ紙が報じた。
動物蛋白の純益世界ランキングで見ると、ブラジルのJBS―Friboiが二百八十七億ドル。続いて米国のタイソンが二百八十一億ドル、オランダのVionが百二十七億ドル、米スミスフィールドが百二十四億ドル、ブラジル・フードの百二十億ドル、日本ミートの百五億ドルだ。
畜産業者は、精肉業者の大型合併や合弁吸収などに、危機感をもっている。大口業者が林立し、その間で細々と牧畜業を営む牧畜生産者には、選択肢が狭められることを意味する。