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イウデブランド裁判=希代の残忍事件判決=生身をチェンソーでバラす

ニッケイ新聞 2009年9月22日付け

 生身の人間をチェンソーで刻んで殺害し、全ブラジルを震撼させたイウデブランド・パスコアル元下議の裁判が二十一日、リオ・ブランコ市で開廷と二十一日付けフォーリャ紙が報じた。
 同容疑者はアクレ州選出の元下議、軍警中佐。被害者アジルソン・サントスさんを拷問にかけ眼球をえぐり、チェンソーで手足とペニスを切断。その後、被害者の死体をリオ・ブランコ市の大通りにさらしたという。
 同容疑者は、チェンソー殺害現場の生き証人四人も殺害した。陪審員二十五人のうち三人は、報復を恐れて参加を辞退。同容疑者を主犯とする殺し屋集団が処刑した被害者は数知れない。
 しかし、同容疑者の弁護士サンデルソン・モウラ氏は、チェンソー殺害の証拠がないとして犯罪を否認。単なる政治抗争の被害者だという。