ニッケイ新聞 2009年9月22日付け
ロナウドのケガからの復帰で快勝が期待されていたコリンチアンスが、二十日の対ゴイアス戦で1対4の完敗。療養明けのロナウドは太り過ぎで、調整には時間がかかるとの酷評も。サントアンドレと引き分けたサンパウロが、パウメイラスと同ポイントでブラジル選手権二位につけているのに対し、七ポイント差で九位のコリンチアンス。リベルタドーレス杯出場は確保しているが、創立一〇〇周年に向け奮起して欲しいものだ。
◎
パラナ州ロンドリーナで起きた、濁流に飲まれた車の親子三人の救出劇がテレビやネットで衆目を集めた。飲酒後の父親が運転を誤ったもので、八歳と五歳の子供も乗った車が濁流に弄ばれていたのを見た市民が、ロープを張った上で車の屋根に移り、後部ガラスを破って救出しようとしたもの。他の通行人からの通報を受けて駆け付けた消防士達も、彼らの勇気ある行動がなかったら親子三人は助からなかっただろうと賞賛!
◎
市立保育所の給食カットはなしと十八日に報じられたサンパウロ市では、十月三日の給食から「月曜日は肉なしの日」キャンペーンを行う。地球を救うためというが、育ち盛りの子供向け給食は栄養士の指導が不可欠。菜食主義の効用も議論を呼びそうなキャンペーン。食べ過ぎは食べ足りないのと同様に体に悪いと言っていたカサビサンパウロ市長だが、市議会議員も食べたがらなかった給食の質は向上するのだろうか。
◎
二十一日の郵便局職員のスト参加は、十八日の三一%が二四%に減少したが、手紙四六〇万通、小包三四万個弱が遅配状態という。また、サンパウロ市では二十一日に清掃夫達のスト開始。ゴミの山と雨の組み合わせが恐い・・・。