ニッケイ新聞 2009年9月22日付け
西部アマゾン日伯協会の前会長、村山惟元さんが二十日午後九時ごろ、アマゾナス州都マナウス市内の入院先救急病院で亡くなった。享年七十七歳。肺の病気のため一年ほど前から治療を続けていたが、十九日に容態が悪化して入院していた。
熊本県出身で、一九五四年にグァポレ移民としてロンドニア州トレーゼ・デ・セッテンブロ移住地へ入植。その後、五八年にマナウスに移り、海外協会連合会の職員として勤務、六五年にマナウス総領事館が設置されてからは同館の現地職員として三十三年間、領事館業務に携わってきた。
九八年に定年退職。〇五年に旭日小綬章を受章しており、昨年四月まで西部日伯アマゾン協会の会長をつとめていた。
二十日夜は同市内で、まさにアマゾン移民八十周年の祝賀会が行われており、錦戸健・八十周年祭典委員長より祝賀会出席者に、村山氏の訃報が報告された。
告別式は二十一日午後一時から西部アマゾン日伯協会で行われ、約二百人が故人を偲んだ。同日午後二時に出棺、同三時にマナウス市内パルケ・マナウス墓地に埋葬された。初七日ミサについては未定。