ニッケイ新聞 2009年9月23日付け
この週末、あちこちで読者諸氏から「大変だろうけどがんばって」と、一部地域で配達を週3回にすることに関して、思わぬ温かい声をかけられた。全伯に散らばる代理人諸氏からも「ライバルは毎日配達するんでしょ。先々厳しいですよ」と耳の痛い意見をもらう一方で、「うちの地域は古い読者が多い。大丈夫ですよ」などと心強い言葉をかけてもらうこともあり、本当にありがたい▼読者の中にはわざわざ新聞社まで出向いてくれ、「コチアが潰れたときのこと思い出すと今でも胸が痛む。私たちが生きている間は新聞社を潰しちゃダメですよ。有志に寄付を募ったらどうですか、私も少しなら出せますから」などと目に涙をためて言ってくれる人までいて、こっちが恐縮すると同時に、身が引き締まる思いだ▼本紙は10月1日付けから、新聞発行は週5回のまま、配達だけ一部地域で週3回(火曜、木曜、土曜)になる。この地域では火曜付けは通常通りの配達で、木曜日に水曜付けと木曜付けが、土曜日に金曜付けと土曜付けがいっぺんに配達されるようになる。まことに申し訳ない▼サンパウロ市内は、基本的には今まで通り毎日配達できる見込みだが、サントアマーロ地区など一部地域ではまだ調整が終わっていない。モジ、スザノ地域に関しても調整中だ。各地から問い合わせをいただいているが調整に時間がかかっており、この面でも読者に心配をおかけしている。平身低頭ご理解をお願いしたい▼編集部としては紙面改革を進め、今まで以上に読み応えのある紙面にするつもりだ。これを機に読者諸氏からこんな記事が読みたい、こんな内容を増やしてという声を寄せて欲しい。 (深)