ホーム | ブラジル国内ニュース(アーカイブ) | 中央銀行=不況対策資金を回収=ブラジルの金融危機終焉判断

中央銀行=不況対策資金を回収=ブラジルの金融危機終焉判断

ニッケイ新聞 2009年9月30日付け

 中央銀行は28日、金融危機を震源とする不況対策として投じた見せ金の回収を始める意向を表明と29日付けフォーリャ紙が報じた。回収するのは、中銀が放出した銀行の強制預託金や中小銀行の債権購入資金。30日を以って不況対策は終了する。
 G20首脳会議に出席したルーラ大統領は28日、IMF(国際通貨基金)への割り当て見直しが、2011年3月までに最終的な合意に達する方向にあると述べた。まだ出資額は少額だが、体制を整える考えだ。
 IMF加盟186カ国が関係するため複雑な判断になるが、ピッツバーグ・サミットがより現実的で経済実体に沿った国際社会の統治への移行に向けて重要な推進力を与えてくれるという。