ニッケイ新聞 2009年10月1日付け
昨年10月の統一地方選で4度目の当選を果たした神谷牛太郎サンパウロ市議(DEM)は、選挙高等裁判所に対し聖北セーラ・ダ・カンタレイラにある邸宅を申告しておらず、選挙法違反として5月15日検察庁により起訴されていたが、9月22日、サンパウロ地裁により満場一致で無罪が言い渡された。
選挙法第350条から偽装文書の疑いが審議されていたが、証拠不十分なことから無罪判決が下された。市議会でも満場一致で無罪になっていた。
神谷市議は、「公正な判断が下された。判決は、我々に真っ当な理由があったことを示してくれた。ほっとしている」とコメント。「今は、失われた時間を取り戻すべく業務に専念するだけだ。我々は、常に誠意を持って仕事に取り組んできた、社会はそれを認めてくれている」と話している。