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党籍変更期限3日まで=立候補の可否で転籍決める

ニッケイ新聞 2009年10月2日付け

 2010年選挙を視野に入れた党籍変更が3日の最終期限を迎え、中央銀行のメイレーレス総裁がPMDB(民主運動党)へ、アモリン外相がPT(労働者党)へ、Fiesp(サンパウロ州工業連盟)のパウロ・スカッフ会長がPSB(ブラジル社会党)へ、「ジレッタス・ジャー」の闘士カマタ下議がPSDB(民主)へ入党し、政界の話題を賑わしていると10月1日付けジアリオ・ド・コメルシオ紙が報じた。
 立候補の有無は2010年3月までに決める。メイレーレス総裁への呼び声は、ゴイアス州知事か上議か副大統領、いや大統領そのものの噂さえある。PTもジウマ擁立が一枚岩でないらしい。
 一方、アモリン外相がPMDBを離党し、PTへ移った。しかし、次期選挙で立候補の予定はないようだ。PMDB時代には、党の役職はなかった。PTでは、テレゾポリス支部長に就任。
 ルーラ第1次政権から続投する閣僚は、アモリンやメイレーレス、ドゥルチ、フェリックスの4人。アモリンはイタマール政権でも外相を務めた。しかし、立候補の意向がないのに、なぜ移籍か訝る声がある。
 リッタ・カマタ下議は、軍政から民政移管へ賭けた往年の活動家で、27年間のPMDB党歴に終止符を打つ。エスピリットサント州から上議に立候補する。
 パウロ・スカッフ会長は、サンパウロ州知事選を目指す。これまでPMDBやPV(緑の党)、PR(共和党)と接していたが、最終的にPSBへ落ち着いた。