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リオ市が資金調達へ=五輪のためスラム街移動

ニッケイ新聞 2009年10月9日付け

 リオ市のパエス市長とフェリッペ・ゴエス土木課長は7日、2016年リオ・オリンピック開催のためインフラ資金調達の外遊予定と9日付けヴァロール紙が報じた。
 10月は、2012年オリンピック開催予定地のロンドンを訪れる。続いてバルセローナとアテネの既開催地を訪れる。ゴエス課長は、同大会準備委員会のコーディネーターに指名された。
 同委員会の目的は、オリンピック・ビジネスへの投資家を募ること。特にエネルギーやIT技術、交通機関、宿泊設備、観光サービス、付帯設備などでビジネス・チャンスが生じる。
 ホテルとオリンピック村の建設だけで、30億レアルがかかる。空港やバス停も改装する必要がある。そのため建築デザイナーを内外から招集する必要がある。
 リオ市は、オリンピック設備に隣接するスラム街の都市化計画も必要。特に急ぐのは、バーラやジャカレパグアー、デオドロなど東部地域のスラム街整備など。
 同地域住民を移動させるため、政府の簡易住宅建設計画を急がせる。市としても2012年までに、10万戸の簡易住宅の建設に挑戦する。

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