電話帳はＷｅｂへ＝機能多様化で広告収入増

ニッケイ新聞　２００９年１０月１４日付け

　インターネットやサイトの普及により電話帳が、Ｗｅｂ（インターネット接続で閲覧ができる機能）へ進出し、生残りをかけていると１３日付けジアリオ・ド・コメルシオ紙が報じた。
　広告媒体としての機能はＷｅｂが優れている。Ｗｅｂを多様化することで、広告収入も増える。案内サイトの他に電話連絡の手引きや案内地図も掲載している。
　アクセスは、特にオンラインによるサービス関係の問い合わせが多い。
　大口広告主が減ったことで、Ｄｉｓｋ・Ｇｕｉａ・Ｍａｉｓという電話による取次ぎサービスも始めた大手のプブリカールでは、１月から６月までのサイトへのアクセス数は、昨年同期比で１５％増え、４４００万人が利用したという。
　電話帳は昨年、１５００万冊印刷された。電話帳出版企業は、インターネットの盲点を突いた全国規模のサービスに挑戦している。