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第27回パラナ芸能祭=10地域の芸達者が参加=盆踊りで大団円迎える

ニッケイ新聞 2009年10月17日付け

 リーガ・アリアンサ(パラナ日伯文化連合会、丹多喜男フランシスコ会長)は、11日クリチーバ市バリグイ公園で「第27回パラナ芸能祭」を開催した。クリチーバ日伯援護協会との共催。10~12日に開催された春祭りとの併催は昨年に続き、二回目。
 今年はロンドリーナやマリンガ、アサイー、パラナバイ、イビポランなどから出場、パラナ州内の約10地域が参加し、81演目の歌謡や舞踊が披露された。
 クリチーバのYOSAKOIソーラングループ・若葉や琉球国祭り太鼓の華やかな発表が注目を浴びたほか、ロンドリーナから駆けつけた熊本婦人部は、6人で団舞「優子の平成音頭」を優雅に披露した。
 マリンガからは25人が参加、団舞「宮城故郷音頭」や「海峡祭音頭」を舞い、クリチーバのニプソン楽団は歌謡を披露、会場を沸かせた。
 最後は、会場全員が盆踊りに加わり、盛り上がりをみせた。
 リーガ・アリアンサの芸能祭担当の植田憲司さん(マリンガ)は、「化粧や着付けにも手間をかけており、どの団体も芸に磨きがかかってきた」と喜びを示した。
 鴨狩三夫さん(78、二世)は、「懐かしい。子供の頃、詩吟を習ったのを思い出した」と満足そうに舞台を見つめていた。