ホーム | ブラジル国内ニュース(アーカイブ) | ポウパンサ=12万R以上に課税か=低金利時代の預金投資検討

ポウパンサ=12万R以上に課税か=低金利時代の預金投資検討

ニッケイ新聞 2009年10月21日付け

 ルーラ大統領が断念した5万レアル以上のポウパンサ(預金投資)課税を諦めて、12万レアル以上の課税案をヴィルジリオ・ギマランエス下議(PT=労働者党)が上程と14日付けヴァロール紙が報じた。
 12万レアル以上のポウパンサ配当金を年6・17%とする同案に、中銀は賛意を表した。政策金利が実勢で6・17%以下になる可能性があるので、課税は必要と中銀が考えていたようだ。
 同案は5万レアル以上、12万レアル以下の預金が多い中間層からも歓迎された。5万レアル以下のポウパンサは、連邦令が月0・5%の配当を保障していることで政策金利引き下げの障害になっている。
 これからは配当の最低保証が経済発展の妨げとなるので、廃案の可能性があると同下議は考えている。それが不可能なら、ひも付き配当だ。ブラジルも低金利時代へ入ることで、ポウパンサ配当金が政策金利の妨げとならないよう配慮することになりそうだ。