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文協=総合美術展を開催=3部門に473点の応募=24日から

ニッケイ新聞 2009年10月21日付け

 ブラジル日本文化福祉協会美術委員会(小田エルザ委員長)が主催する「文協大総合美術展」が24日から11月8日まで同協会ビル大サロン、貴賓室、13、14、15号会議室で開催される。授賞式もある開会式は23日午後6時から。
 同展は、これまで別々に行なわれてきた現代美術、具象画、工芸の各展示会を合同で開催するもので、今年で三度目。8月7日に作品応募が締め切られ、その後審査を行った。
 現代美術部門は応募作138点(53人)中、69点(41人)が入選。具象画部門は180点(66人)中、99点(56人)が入選。工芸部門は155点(66人)中、128点(65人)が入選した。マット・グロッソ州やパラナ州からも応募があった。
 案内のために本紙を訪れた小田委員長、アートクラフト作家の古賀政子さん、油絵画家の柴田イネスさんらは、「画家にとっても勉強となる場。もちろん、一般の人にも見て欲しい」と呼びかけた。造形作家の豊田豊さんが会場のコーディネートを担当する。
 全部門を通じて選出される大金賞は、今年は該当作品がなく、見送られた。
 各部門の入賞者は次の通り(一部、敬称略)。
◎現代美術【金賞】ニルソン・サトウ【銀賞】クラウデッチ・カストロ、Hyung Chul Shin【銅賞】エドアルド・ペトリー、リージア・クリスティーナ・フレグナニマルティンス、Suylle Vita da Silveira。
◎美展(具象画) 【金賞】カヨコ・アベ・スガハラ【銀賞】クララ・ユミ・スズキ、五木田ヨウコ【銅賞】リカルド・ミヤジマ、チヨコ・エリザベッチ・ザカビ、トシコ・ハヤシ。
◎工芸 【金賞】中山貴子【銀賞】谷崎ジュンコ、ルーイス・ヴィクトル・ドス・サントス・ヴィエイラ【銅賞】ルーシア・デ・ファッチマ・ロダ・マシエル、ルシアーネ・サクラダ、マルセーロ・ヨシノリ・トーカイ。