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カラオケ=パウリストン代表決まる=カンピーナスで聖北予選

ニッケイ新聞 2009年10月27日付け

 カンピーナス日伯文化協会(花田忠義会長)会館で9月27日、同文協カラオケ部(宮村明子部長)と聖北カラオケ連盟(宮村明子会長)の共催により「第11回聖北カラオケ予選大会」が開催された。
 カンピーナス地方のカラオケ大会については、宮村会長は三世でありながら、日本文化に親しみカラオケに限らず、日本文化の紹介活動に活発で、日本語の会話においては特に驚くほど上達している。
 数年前まではポ語だけで挨拶していた人が、最近は堂々と流暢な敬語を用いて挨拶するに至っては、日本文化の紹介の観点からは「日系子弟かくあるべし」と世間から望まれている。
 大会は「第16回サンパウロ州選抜カラオケ大会」(パウリストン)の選考も兼ねており、一段と力がこもった。一般歌手の部は午後2時までに終わり、午後2時から決勝選考会が始まり、全部門が終了したのは午後11時。同時にパウリストン聖北選手権代表者50人が決定した。
 最近はカラオケの上達が目覚しく、審査員の大平セシリアさん、佐野勝行さん、保母晃余さん、川端幸蔵さんらの講評では、口を揃えて「皆さん全て高得点で1位から3位までの人は誰を1位にしても不思議ではない位、上達されて苦労します」と述べ、「パウリストン大会は各支部の入賞者のみの出場だから、決して侮ってはいけません。しかし、聖北支部予選の通過者はかなり多くの歌手が上位入賞することでしょう」と話していた。
 同大会の歌唱賞受賞者は次の通り。(敬称略)▽ 青年=片岡イザベラ、▽ベテランD―2=鈴木パウロ、▽ベテランC―1=江▽ 島憲昭、▽ベテランB=屋比久ルイス。(樋口四郎カンピーナス通信員)