ニッケイ新聞 2009年10月28日付け
サッカーのブラジル選手権の行方はますます混沌としてきた。25日の試合を終えた時点で、1位のパルメイラスから5位のフラメンゴまでがわずか3ポイントの差。7位のゴイアスまでを見ても7ポイントの差で、パルメイラス優勝の可能性は、先週の62%から39%に変化。残り7試合でどう動く?
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一方、25日のサンパウロ対サントス、コリンチアンス対クルゼイロの試合後、サンパウロ市セントロのラルゴ・ド・パイザンドゥでサンパウリーノとコリンチアーノ(両チームのファン)の乱闘事件勃発。現場には木材などが散乱し、コリンチアーノ2人が撃たれ、内1人は重体。使われた銃の一つは警官から盗んだもので、本体番号が削り取られていた。サンパウリーノ28人が警察に連行され、2人が拘留中。
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26日にポウパテンポなどに行き、空しく帰ってきた人達がいる。実は28日の〃公務員の日〃を移動し、連休にしたため。大統領や国家公務員も26日に休んだが、全国一律でなかったため、サンパウロ州立校は休みだが、サンパウロ市立校は平常授業など一部で混乱。連邦議会で一部の休日を除き月曜から木曜の休日を月曜日に移動させるという法案を審議中だから、休日移動は当たり前になりそうだ。サンパウロ市裁判所は28日、サンパウロ市職員は30日が休み。
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国際赤十字社がサンパウロ市で11月15日まで、長崎原爆後他、150年にわたる活動の中での記録写真などを展示。「戦争に見る人間性」がテーマの展示はブラジリアでも行われ、2万4千人が来場した。会場はレプブリカ公園に近いレゴ・フレイタス街542番のミチーリャ・クルツラウ。開場は火~土曜日の12~20時。入場は無料。