ニッケイ新聞 2009年10月30日付け
輸入業者はビジネス・チャンスになるものなら何でも輸入するが、その一つがハロウィンであると29日付けジアリオ・ド・コメルシオ紙が報じた。ブラジルでは馴染みのない行事で、外国から輸入したもの。
起源は、古代ケルト文化で収穫の邪魔をする悪霊祓いの習慣らしい。カーニバルで仮装が好きなブラジル人に、ハロウィンは打ってつけだ。この時期になると、カーニバル並みに仮装用品が売れ、店も買い物客でごった返す。売り上げも年々、うなぎ上り。
ハロウィンは外国の行事だが、既にブラジル人好みに消化され定着している。毎年新しい奇怪でユーモアのある仮装を考案するのが、愛好者の楽しみになっている。
ブラジルでは、ハロウィンとカーニバルが合体してクラブやキャバレーなどでパーティが企画されている。時期的には子供の日の直後に始まり、31日がピークになる。次はハロウィンがクリスマスに変わり、魔法使いが天使に早変わり。