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人文研=紀要第7号を発行=多様な研究論文を掲載

ニッケイ新聞 2009年10月30日付け

 サンパウロ人文科学研究所(田中洋典所長)はこのほど、紀要第7号『人文研』(30レアル、206頁)を発行した。同研究所理事や人文研に関わった研究者や調査員による七つの論考が掲載されている。
 「MNAYOSHU」(万葉集、脇坂ジェニ、ポ語)、「ブラジルの日系ラジオ小史」(細川周平)、「ブラジル日本移民の一世紀」(森幸一、山本晃輔、鈴木奈緒)、「戦前期ブラジルにおける日系教育機関―サンパウロ州義塾と小林美登利―」(根川幸男)、「日本語の『入子(ネスト)』構造について」(関谷融)、「移動性、帝国主義、知識人:1920年代から50年代におけるブラジル日系移民コミュニティにおける知識階級の形成」(佐々木剛二)、「交換船での帰国ならず―書簡に見る河合武夫交遊録」(田中慎二)。
 購入希望者は人文研(11・3277・8616)まで。