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コラム オーリャ!

ニッケイ新聞 2009年10月30日付け

 今年9月、「日米タイムス」(サンフランシスコ)が廃刊となった。
 国は違えど移民が作った新聞で働く身としては、文字通り〃同志〃という思いもあり、他人事には思えなかった。それから、わずか3カ月―。
 同じくサンフランシスコの「北米毎日新聞」が今日30日付けで廃刊すると聞き、驚いた。
 これでカリフォルニア州北部の有力日本語紙が消滅したことになる。
 当地でも新聞が一つになることを危惧する声が強くある。競合し、切磋琢磨することで、コロニアの均衡を保つ作用を期待してのことだが…。
 北米毎日の山手ダン社長は社告で「経営の急激な悪化」としか触れていないが、何とも暗澹たる気持ちになった。
 同紙の購読者は7500人だという。コラム子も「毎朝の新聞が楽しみ」との読者の声に助けられているだけに何とも切ない限りだ。 (剛)