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ニッケイ新聞 2009年11月4日付け

 25日に開催された2009年度CIATE国際フォーラム。多くの人が聴講に訪れたが、午後の講演を予定、ブラジル側のメイン講演者だった労働省のジョゼ・ロベルト・デ・メロサンパウロ州労働局長が突然の欠席。どうなるのかと見守るなか、同氏の補佐官が壇上へと向かったはいいのだが、喋り続けること1時間。テーマに関係もなく、選挙演説のような語り口調に、会場一同呆れ顔。
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 今月1、2両日、開催された世界救世教の祖霊祭で挨拶をした岡田陽一教主はポルトガル語で講演。「聞き耳を立てて聞いてください」と前置きをし、ゆっくりと分かりやすい言葉で参加者に語りかけた。イギリスの大学院で英語とスペイン語を学んだというが、宗教団体で日本から来た人がポ語で講演するのは極めて異例。同祭で挨拶した言葉を通訳が訳したが、通訳のミスを指摘するほどのレベルだとか。もちろん、参加者からの反応も上々。
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 先月末、静岡県人会で催された「第21回書華展」。会員が自身で焼くという花器と、生け花の調和も楽しめた。生け花の出品を始めて10年目の〃節目〃を迎え、竹を使った作品を披露したのは、池坊南米支部の鈴木幸子さん。「竹は枯れやすいから難しい。色や太さ、枝の状態など、予めセアーザに注文しておく」よう。流木を使った作品もあり、聞けば、これもセアーザで取り扱う業者がいるとか。