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大耳小耳

ニッケイ新聞 2009年11月5日付け

 カラオケ日本一決定戦への切符を手に入れた、三世の大橋小百合さん(21)が選んだ曲は「帰らんちゃよか」。両親が都会へ子供を出して、子へ優しい言葉をかけたり、親が心配する気持ちを詠んだ歌だ。歌唱指導する蛯原忠男さんによれば、「コテコテの熊本弁のうえ、感情移入も大切な点」だとか。08年6月から8カ月滋賀県にデカセギに出ていた大橋さんだけに、親元を離れ1人になる気持ちが分かったとか。デカセギ体験が意外なところで活かされた!?
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 刷り間違えが発覚したサンパウロ日伯援護協会(森口イナシオ会長)の年末リッファ。新しく刷り直し、目下、再配布中。予定通り12月5日に抽選を行う。今まで配った黄色のリッファは全て無効、訂正リッファ(Reimpressaoと印刷された緑色の券)と交換している。援協は、「購入した方は、自分が買った人に交換してもらって」と指導している。問合せは援協巡回診療班(11・3385・6604/秋山)へ。
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 地下鉄の奥から、唸り声―。何かと思えば、奇声を発しながら列で移動するゾンビたち。2日、サンパウロ市パトリアルカ広場で「第4回ゾンビパレード」が開催された。約3百人の若者が血まみれの服や包帯を身にまとって参加した。今年のパレードは6月に亡くなった歌手マイケル・ジャクソンを偲ぶイベントともなったそう。不気味なゾンビたちだが、写真撮影に応えるなど、愛嬌たっぷり、見物客を楽しませていた。