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東西南北

ニッケイ新聞 2009年11月6日付け

 4日夜のサンパウロ対グレミオ戦は、1対1の引き分けで終わったが、試合そのものは、サンパウロの選手3人がレッドカードで退場という白熱ぶり。この結果、パルメイラスを抜いて1位に浮上したサンパウロだが、週末までの3日天下で終わるか、それとも・・・。
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 サンパウロ州サントスで4日、陣痛が始まって市立病院に運ばれてきた妊婦が、身分証明書を忘れて入院できず、待合室で出産という事件が発生。病院職員らによって待合室に運ばれた妊婦は、夫の助けなどを得て無事に男児を出産。親戚の1人が携帯電話で一部始終を撮影したが、病院の医師は、出産後にへその緒を切りに出て来ただけだという。何事もなかったから良いようなものだが、事態を重く見た市役所側は捜査を約束。保健プランの支払いが1回漏れていて入院できず、死産という例もあり、規則に忠実も行き過ぎは考えもの。
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 このところ暑い日が続くサンパウロ市では、コーヒー通の人までが、カフェからジュースやアイスコーヒーに乗り換えとG1サイト。暑さに対処するためには冷たい飲み物ということで、ミルクシェイクも好評という。コーヒー好きの人のために、カフェ入りのミルクシェイクなるものも登場というが、水着を着る季節を前に、糖分の取り過ぎで太る事を気にして、飲み物は1日1回と制限している人もいるとか。
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 麻薬密売者摘発が続いているリオ市では、5日もペドレイラの丘での銃撃戦を避けるため、五つの学校と四つの保育所が休みに。4千人の子供が授業を受けられなかったというが、市内の危険地域にある150校では、来年から、生徒や教師対象に銃撃戦中にとるべき行動の訓練開始の話も。