ニッケイ新聞 2009年11月10日付け
フランチャイズ協会(ABF)は8日、2009年度のフランチャイズ親会社数が予想の13%増を超え14・5%増、売り上げ高が予想の550億レアルを超え、630億レアルに達する見込みと発表したことを9日付けジアリオ・ド・コメルシオ紙が報じた。
2009年に入って新たに、80社のフランチャイザーが業界に参入。1460社が系列に入り、8万店が出店。74万3千人の直接雇用を生み出す見込み。業種は、食品や医療、美容、装身具、靴、観光など。
フランチャイズ業界は、特に自動車と不動産に関係した分野で、金融危機の荒波をまともに被った。サービス業は期待が高かったが、実績は予想を下回った。
これからの期待は、カードと不動産。これからは、地方へ力を入れるという。フランチャイズの世界的傾向では、金融危機の被害が最も甚大なのは米国と中米。EUでは独仏が、政府の債務次第で立ち直る見込みだ。
中国とエジプト、トルコは、うなぎ上り。日本は、これから上昇。南米ではコロンビアとペルー、ベネズエラが今年10%成長。米国の足元であるメキシコも、低迷期を脱した。