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FHCが隠し子認知=上議時代、TV記者と恋仲に

ニッケイ新聞 2009年11月17日付け

 カルドーゾ前大統領とTVグローボの報道記者ミリアン・ドゥットラさんとの間に18歳になる隠し子トマス・D・シュミットさんのあったことが明らかになったと15日付けフォーリャ紙が報じた。前大統領は子息認知のため、記者が滞在するマドリードへ向った。
 両人が知り合ったのは90年代、前大統領は上議であった。子息が生まれたのは1991年、前大統領はルッチ夫人の間に4人の子供がいた。記者はTVグローボに転勤願いを提出し、ブラジルを離れ特派員となった。
 前大統領が財務相に就任した1993年、前大統領に隠し子のいることが、首都で噂になった。報道陣はリスボンに居住する隠し子を探し当て詰問したが、同記者はひたすら事実を隠した。
 前大統領はこれまで正式の認知をしなかったが、父親としての義務は果たしたと同記者は弁護。子息は父親の大統領在任時代、毎年1回アウヴォラーダ宮を訪れた。子息は今年、米ジョージ・ワシントン大学の国際政治学科へ入学。