日系社会ニュース
ニッケイ新聞 2009年11月17日付け
入植90周年を迎えたコクエラ。「19回ふるさと祭り」が二日にわたって行われた。二日目には大部一秋総領事夫妻が訪れ、4時間にわたりイベントを楽しんだ。真鳥靖信副会長は、「今まで総領事がこんなに長い時間、楽しそうに参加してくれたことはない」と喜ぶことしきり。ただ、初日の開会式には副領事が出席した。大部総領事、この訪問は公人?私人?
◎
総領事公邸で12日に行われた100歳高齢者表彰で生き生きとした姿を見せた安里幸永さん。この日も自慢の自作の詩「移民100年の歩み」を持参、執筆の思いを語った。「眠っていた時にひらめいた」という「移民根性揺るぎなく 開拓魂奮い立ち」は、移民の力強い精神を感じさせる。後からメロディーもつけられ、歌にもなった。一世紀の人生が凝縮された一曲、歌ってみれば力がみなぎる!?
◎
9月の式典を中心に多くのイベントが行われたアマゾン80周年。サンパウロの関係者に返礼に訪れた生田勇治祭典委員長と堤剛太統括が本紙編集部にも足を運び、紙面を通じて、感謝の言葉を述べた。浴衣をイメージしたTシャツをお土産にもらった。聞けば、このTシャツは祭典委員会のボランティア用に作られたのだが、9月16~18日に行われた「アマゾニア祭り」で大好評。「売ってほしい」との会場の声を受けて販売し、「作った300枚が売り切れた」(堤統括)という。会場はあたかもボランティアだらけのような様相を示していたとか。