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伯中軍事同盟を締結へ=両国国防相が合意=革命式典へ斎藤総司令官=新興国東西の雄が発足

ニッケイ新聞 2009年11月18日付け

 中華人民共和国の革命60周年記念式典に出席のため中国を訪問中のネルソン・ジョビン国防相と斎藤準一空軍総司令官は17日、中国のリャン・ガン・リー国防相と会談、伯中軍事同盟の締結で合意と発表したことを同日付けG1サイトが報じた。軍事同盟は、両国士官らの軍事教練、平和部隊の派遣などで国際社会の治安で協力関係を強化するためとしている。また両国の国防相は両国代表による軍事顧問団を設け、軍需産業、軍産複合体、科学技術などで情報交換を行い、軍事交流を図ることを話し合った。

 CRIオンラインは、リー国防相の談話として伯中関係が2004年、ルーラ大統領と胡錦涛国家主席の会談で国交正常化が始まり、さらに軍事同盟の締結によって新しい緊密な時代を迎えると述べたことを報じた。
 同国防相は、伯中両国は新興国の雄であり、ブラジルは西半球の、中国は東半球の外交拠点となる。これから両国は、軍高官の交流を深め、対話を密にする必要があると述べたと発表した。
 ジョビン国防相は、両国の関係強化により共同軍事演習や野戦訓練などで、戦略的関係強化を図ることになると述べた。軍事同盟締結は、本格的な兵器開発の時代へ入ることを意味するという。
 戦車や戦闘爆撃機、軍用艦などの正面装備品から軍事用燃料、化学製品、繊維製品、戦時食などの研究開発、施設整備などの防衛整備計画も必要になりそうだという。