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大停電の原因=短絡ショートへ訂正=Inpeが鉱動省発表を否定
ニッケイ新聞 2009年11月18日付け
鉱山動力省が16日、18州で10日夜起きた大停電の原因は短絡ショートであったとサイトで訂正したことを17日付けジアリオ・ド・コメルシオ紙が報じた。
当初はイタベラー市付近で落雷があり、送電線間でショートを起して3本の電線が切れたと説明していたが、Inpe(国立宇宙研究所)は当日、かかる場所に落雷がなかったと否定。
イタベラー市の事故が原因で、自動的に他地域への送電も停止したという。しかし、ロボン鉱動相のもとには数々の報告書が寄せられ、辻褄が合わなくて困っている。
再発防止のため、原因究明委員会が設立された。しかし、送電システムの完ぺき化は、設備投資と電力料金の調整につながるので一筋縄でいかないようだ。
ハッカーの侵入は、大停電の2日後に確認された。従って停電の直接原因ではないとしている。