ニッケイ新聞 2009年11月18日付け
ブラジル新世研社(マウリシオ・クレスポ社長)が出版した絵本が、太陽堂などのサンパウロ市の日系書店でクリスマス・キャンペーン中だ。来社したクレスポさんは「漫画はブラジルで有名になったが、絵本はまだまだ」と強調する。
その国らしい物語をその国独特のタッチを持つ画家に絵本にしてもらうという国民性を大事にするやり方で、700点も出版してきた。うち300点はアジア(日本は100点)、残りは南米のものだという。
中でも芥川龍之介の『くもの糸』、『杜子春』などはもちろん、ベストセラーとなっているイランの『ぼくの月、わたしの月』もお薦め。
「日本語学校の教材にも最適。またお孫さんへのプレゼントに手にとって見てください」とクレスポさん。