ニッケイ新聞 2009年11月24日付け
23日付伯字紙の一つに、ブラジル選手権でのサンパウロFCにはよほどの幸運の女神がついているとの見出し。というのも、22日の試合で負けたのに、フラメンゴが引き分けで終わり、首位が維持出来たため。夕方の試合では、Bクラス脱落を免れたいボタフォゴの猛攻に3対2で屈し、失望の色を隠せなかったSPFCなのに、夜の試合のフラメンゴはゴイアスと0対0。インテルナシオナルに僅差で抜かれて4位に転落のパルメイラスは、リベルタドーレス杯出場権をかけ、残り2試合を戦うことに。
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10月24日にも外装工事で事故が起きた、サンパウロ市南部のショッピング・SP・マーケットで20日(金)、屋上の改修工事で建設中の壁の一部が崩れ、最上階の天井を突き破って落ちて来た瓦礫で10人が負傷という事故発生。現場はいわゆる食堂広場で、すぐそばは子供用広場。改修工事中の場所を隔離する囲いもなく、大惨事になりかねない事態に、市当局は24日までの営業停止と改修工事の中止を命令。21日にバスを連ねて来た遠足の子供達は無駄足となったという。環状線の梁落下事故発生も13日の金曜日。サンパウロ州建築界と金曜日には特別な関係はなかったはずだが・・・。
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11月24日は、英国の自然科学者ダーウィンが「種の起源」を発表してちょうど150年。生誕200年でもあり、各地で催しが開催されているが、サンパウロ市イピランガの動物学博物館では、2月28日までダーウィンにちなんだ特別展開催中。入り口では、オランウータンやチンパンジー、ゴリラと共に、人類の骸骨がお出迎え。大型哺乳類や昆虫類などの標本、系統図や古文書などが、自然科学への興味の扉を開いてくれる。開館時間は10~17時、入場料4レアル。月曜は休館だ。