ニッケイ新聞 2009年11月28日付け
国連環境会議に先立ちアマゾン諸国首脳会議が26日、マナウスのアマゾナス劇場でオバマ米大統領やサルコジ仏大統領など9首脳を招いて開催されたが、3首脳だけ出席、6首脳は欠席し、代理人派遣という体たらくであったと27日付けジアリオ・ド・コメルシオ紙が報じた。
環境問題に対する各国首脳の無関心さに、ルーラ大統領は憤慨したようだ。出席したのは、仏領ギアナ代表としてのサルコジ仏大統領と、ガイアナ共和国のジャグデオ大統領、ルーラ伯大統領の3人だけであった。
各国首脳は、あっちが痛い、こっちが痛い、豆を煮ているから手が離せないと言い訳をした。挙句の果ては、記念写真の撮影も中止するありさまであった。議長のルーラ大統領は、憤りのやり場に困った。