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中国経済使節団=300人がサンパウロ市到着=投資で大消費市場を育てる

ニッケイ新聞 2009年12月2日付け

 中国経済使節団300人が11月27日、サンパウロ市に到着、同日ワールド・トレード・センターで商談を行ったと12月1日付けジアリオ・ド・コメルシオ紙が報じた。
 同イベントは中国通産省とブラジルのApex(国家輸出振興庁)との共催で行われた。中国は特にブラジルのエネルギーとインフラ、バイオ燃料、建設、化学製品、薬品、情報通信、繊維、衣料、自動車、軽工業、商社への投資と合弁に関心を示している。
 中国にとりブラジルは資源供給国だが、欧米市場に代わる大消費市場になるとも考えている。ブラジルが将来、貿易相手国として見込みがあるなら、大口投資を行い消費市場として育てる計画。
 中国の中流階級は、食糧や化粧品の大消費市場である。中国では2010年、上海万博が開催され、ブラジルにとっても中国進出の大きなチャンスになるという。世界から191カ国が、特産物や文化、芸術作品を出展する予定としている。