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アマゾン80周年=生田会長が返礼に来聖=「皆の協力嬉しかった」

ニッケイ新聞 2009年12月3日付け

 「みなさん、ありがとうございました」。汎アマゾニア日伯協会の生田勇治会長は堤剛太事務局長と共に11月16日に来社し、アマゾン入植80周年へのサンパウロ市日系団体の協力を感謝した。
 9月の式典には、県連ふるさと巡り一行211人をはじめ、幾つかのツアーが組まれ、計250人近くが駆けつけた。「県連ふるさと巡りのみなさん、本当にありがとうございました。すごく力になってもらって嬉しい」と生田会長。
 9月18日のベレン式典はアマゾニア祭の一環として行われ、1万6千人の地元ブラジル人でにぎわった。「日本文化をアピールできた。日本から井上信治衆議院議員、首都から島内大使にも来ていただいて立派な式ができ、市や州にもはっきりと日系人の存在が認識された」と同会長は感謝する。
 堤剛太事務局長も「スピーチコンテストでも林達也マテウスさんが3位にはいり、町田リョートも良い成績を残している。80周年のいい締めくくりになりました」と笑顔を浮かべた。
 町田選手は総合格闘技「UFC98」のライトヘビー級で5月に世界王者になり、10月14日にはマウリシオ・ショーグン相手に見事タイトル防衛に成功し、プロ公式戦無敗記録を16に伸ばした。
 今年、パラー州議会が第1回移民がベレンに上陸した9月16日を「アマゾン日本移民の日」に制定した。堤事務局長は「日本人は政府関係者にはペコペコしがちですが、80周年では生田会長がブラジル人政府関係者と対等に交渉した。ここまで日系人は来たかと感慨深いものがありました」と語った。