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伝票からクーポンへ=小売りの総背番号制計画中

ニッケイ新聞 2009年12月4日付け

 サンパウロ州財務局は2日、小売り業者が使っている従来のノッタ・フィスカル(小売り伝票)をクーポン・ネット方式に代えることを検討中であると3日付けジアリオ・ド・コメルシオ紙が報じた。
 そのためには、業者がモーデン(モデム)方式を導入する必要がある。財務局は、計画案S@Fiscalを国税庁へ提出した。そのための費用は、400レアルになると見積もられている。
 同方式は、ソフトとハードを組み合わせたもの。携帯電話の回線を使って充電や確認、発信の作業を商店と財務局の間で同時処理をする。売上のクーポンは、取引量によって毎月の締め切り期限を決める。
 財務局のジョルジェ・トルミン次長は2日、サンパウロ州商業連盟と会計事務所協会代表と会合、サンパウロ州の財務データの送信と方式の変更について説明した。機器の設備費は、融資の可能性もある。
 電子機器で経理処理が行われることで、原価管理や予算管理、計数管理が規格化されるため脱税や見落としなどの監督は厳しくなりそうだ。政府は融資の道を開いてくれるが、経営管理は飽くまで事業主の役目だ。
 まだ導入検討の段階であるが、新方式が実施されると多くの旧式クーポン発券器が廃棄される。考え方も切り替えさせられる。これは、小売り業界の総背番号制のようなものといえそうだ。
 財務局は9月と10月の取引をベースに相談室を設け、質疑に応じている。当初計画では、2010年は、売上伝票の発行を免除されていた55万の小売り業者が適用の対象となっている。
 全小売り業者への適用は、段階的に行われる。企業によっては、経営システムを旧式クーポン発券器による在庫管理や原価管理、資金管理を手配済みなので経費節約のため併用を提案する企業もある。

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