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ポン・デ・アスーカル+カーザス・バイア=5番目の大企業誕生=成長する消費市場に便乗

ニッケイ新聞 2009年12月8日付け

 スーパーのポン・デ・アスーカルは4日、カーザス・バイアの経営議決権を現金決済によらないで取得と発表したことを5日付けフォーリャ紙が報じた。両社の合併は、公正取引委員会の認証で正式発足する。
 同社は年商400億レアル、ペトロブラスやヴァーレ、ジェルダウ、AmBevに次ぐ国内5番目の大手企業となる。従業員は13万7000人、ポン・デ・アスーカルは、仏系カジノの管理下にある傘下企業だ。
 ポン・デ・アスーカルは、低所得層市場への参入で恒久財部門の強化が念願であった。戦略として、生活家電で市場シェアの70%を占めるカーザス・バイアとの競争より合併を選んだ。
 ポン・デ・アスーカルは食料部門で伸びた企業だが、これで非食料部門への進出を果たしたと同社首脳陣は安堵した。合併交渉は、ポン・デ・アスーカルのジニス氏の呼びかけで始まり、3カ月にわたった。交渉は急速に成長する消費市場に合わせて、好調に進んだという。