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文協絵画教室=第36回生徒作品展=11日から

ニッケイ新聞 2009年12月9日付け

 ブラジル日本文化福祉協会(木多喜八郎会長)の美術委員会(小田エルザ委員長)は「第36回文協絵画教室・生徒作品展」を12、13日午前10時から午後6時まで、同協会貴賓室(R.Sao Joaquim,381)で開催する。11日午後7時から開会式。入場は無料。
 同教室で指導している画家の近藤敏顧問と近藤直人さん、生徒の奥田幸恵さん、菊池由美子さんが7日、案内のため本紙を訪れた。
 作品展には生徒20人が出品し、油絵やアクリル、水彩画など約60点を展示する。
 近藤顧問らは「絵は心の栄養素。ぜひ大勢の方に来ていただきたい」と呼びかけている。
 現在同教室は生徒の半分が一世、残りは二世、三世で高齢の人が多くなっているという。基本的に日本語で教えているが、感覚的なものや技術的なものをポ語で伝えるため、今年から美術大で現代美術を学んだ近藤顧問の息子の直人さん(44、二世)も指導にあたる。
 近藤顧問によれば、絵を始める理由は人によって違いがあるが、気楽にやりながら高い水準に持っていくのが目標。続けていくうちに仲間ができ、物の見方、考え方が変わってくるという。毎週月、水、金の午後2時から5時まで文協で教室を開いている。
 問い合わせは文協(電話=11・3208・1755)まで。